無縁墓になったらどうなるの?実家のお墓を放置しない為の考え方

お知らせ 2022年05月
秩父の樹木葬むさしの

実家から離れて暮らしているので、なかなか帰ることもなく、今後も実家に戻る予定はありません。

しかし、先祖代々入っているお墓は実家にあるのですが、私がいなくなった時にはこのお墓を継ぐものはいなくなってしまいます。

墓じまいも考えましたが、まだ元気ですし、費用もかかってくるのでどうしようか迷っています。もし何もしなければこのお墓はどうなってしまうのでしょうか?

昔は実家の家を継ぐ=お墓の継ぐという価値観がありましたが、実家を離れて家族を持ちそこで骨を埋めるという方も増えています。

また、少子化もあり、子供がいない、娘で嫁いでいくので実家のお墓を継いでいくものが居ないということも増えています。

中には、親と疎遠になってしまって、そのまま放置してしまっているという方もいます。

このようにお墓の面倒を誰も見れなくて放置してしまったらどのようになってしまうのでしょうか?

無縁墓とは?

継承すべき親族や縁故者などがいない墓。法律上の名称は無縁墳墓。

無縁仏ともいう。

地方の過疎化や少子化などの影響のため、家系がとぎれたり、子孫が地域を離れて継承する意思がなかったりするなどして、墓が無縁化し、荒れ墓所が増えたり、墓地管理料の滞納が増加するなどの要因になっている。

無縁墓を簡単に言えば、お墓を守る家族がいなく手入れも出来ない状態のお墓のことです。

無縁墓になるとどうなるの?

放置されたお墓は、墓地の管理者によって強制的に撤去される可能性があります。 お墓の撤去に関する規則は、「墓地、埋葬等に関する法律施行規則第3条」にて定められています。

管理者がお墓を撤去するには、立て札か官報にて「所有者は1年以内に申し出るように」と呼びかける必要がありますが、行政や宗教法人の側からは、墓の継承者となるべき縁故者などを調査して継承指導や改葬依頼をしたり、管理料の徴収を行ったりしていますが、調査はむずかしく、無縁墓の増加に追いついていないのが現状となっています。

無縁墓にしないためにどのような方法があるのか?

無縁墓にしないためには、現在の霊園あるお墓を墓じまいして、同じ霊園内の納骨堂や永代供養に移すという考え方(方法)と、もう一つが、現在生活している地域の霊園に内に遺骨をもってきて供養するという方法(お墓の引越し)があると思います。この場合も、「新しいお墓を作る」「納骨堂や樹木葬を契約する」「永代供養の契約」などのパターンが考えられます。

どの様な選択をした場合も、現在のお墓は墓じまいすることになりますが、どの方法が良いのかは色々な相談をしながら判断していくことになると思います。

まずは相談してみる

どのような形の埋葬にするにしても。まず大切なのは、家族や親戚などに相談することです。親戚の方がお墓参り行ったら「知らないうちにお墓がなくなっていた」ということがないように事前に了解を取っておくことが大切です。

最後に判断するのはご自身だとは思いますが、相談の中は色々な情報も聞けると思いますので大変だとは思いますが、まずは相談してみてください

まとめ

以前住んでいたとことにお墓があり、その後遠方に引っ越してしまうことは意外とあることだと思います。今後も家族構成や家族のライフスタイルなど様々なことを考えながら新しい埋葬場所を検討してみてください。

また、お墓の引越しをする場合、お寺様にも「遠くてお参りができない」など、きちんと事情をお話しておくことも大切です。