以前は、先祖代々のお墓を守って継承していくという価値観が当たり前でしたが、最近では、お墓に対してもさまざまな考え方が増えてきました。
中には、先祖代々のお墓や、両親のお墓に入りたくないと言う方も結構いらっしゃいます。
お客様の中には、「子どもがいないので夫婦二人のお墓に入りたいと思っています。」
とご相談される方も多く、妻が先に亡くなったのですが、自分の両親のお墓に妻だけ先に納骨するのは妻も望まないだろうと考えている方もいるのではないでしょうか。
”一年前に妻を亡くしました。納骨も全然考えていないためお骨はまだ自宅にあります。
私の両親はすでに他界していて、お墓も持っていたため二人ともそのお墓に入っています。
しかし、そのお墓に妻だけ先に納骨するのは抵抗がありますし、可能であれば私たち夫婦だけのお墓に入りたいと思っています。
また、残念ながら私たちには子どもがいないのでお墓を作っても継承することが出来ません、両親と私たち二人のお墓二つを管理し続け、いづれはお墓の整理(墓じまい)をするのも大変だと思っています。”
このようなご相談を以前いただきました。
確かに、本来であれば両親のお墓に奥様を納骨することになるのだと思いますが、そのような気持ちになれない、抵抗があるのも理解できます。
そのあたりのことも踏まえ一緒に考えていきたいと思います。
自分達が入るお墓を買って二つのお墓を管理する場合の問題点
両親のお墓に入ると言うことは、自宅でいえば両親の家に同居するような感じもするので、抵抗があるのはすごくよくわかります。
旦那さんの両親と仲が良い場合は抵抗はそこまでないかもしれませんが、「旦那の家の墓には入りたくない」と考えている方も多く、やはり抵抗感がある方が多いようです。
そこで考えられることは、両親のお墓と別に自分たち夫婦だけのお墓を持つということなのですが、仮に両親のお墓と自分たちのお墓を作った場合はどのようなことが考えられるでしょうか?
お墓参りや管理が大変になる
まず考えられるのが、お墓参りをする時に2か所に行く必要性があります。また、年間の管理費用や草むしりなどの維持管理も大変になってくるのではないかと考えます。
お子さんがいない方の場合は夫婦二人でお墓に入った場合、その後の管理はどうするのか?
お墓の整理(墓じまい)なども考える時期がくることもことも検討しておく必要があります。
近いお墓にする
可能であれば、お隣同士にお墓を作ることができれば、お墓参りしやすくて良いと思いますが、墓地の区画が希望通りに空いているとは限りません。
少し離れていても同じ霊園内くらいにお墓が持てれば良いのかな?と思います。
まとめ
夫婦だけのお墓はとても良いと思います。亡くなった方の気持ちをとてもよく考えた結果、またはご自身の気持ち、とても素直でうらやましいと思います。
不安な部分をいうと、あまり金銭的な負担が大きくなると生活に影響がでると困ってしまいます。
一般的なお墓を作ることは建設費や管理費など金銭的な負担もあります。最近では色々なお墓の選択肢もできてきましたので、見学するなどして検討しても良いと思います。
むさしの樹木葬では、新しい価値観に合わせたお墓のあり方をご提案しています。
樹木葬などにご興味ある方はお気軽にご相談ください。