田舎にある夫の実家のお墓はどうしたらいいのか?

お知らせ 2022年05月
秩父の樹木葬むさしの

最近、私たち夫婦も50歳代も後半になり、夫の実家のお墓について考えるようになりました。

夫の両親は2人とも他界していて実家近くのお寺の先祖代々の墓地にお骨は埋葬しました。私たちは長男夫婦で現在は東京都内に住んでいます。

夫の実家は、いわゆる「過疎地」で、夫が定年した後などにも帰る予定はありません。 私たち夫婦には子どもが2人いますが、今のご時世だと何処に就職し、どこに住むのかものかも不明だと思っています。

そう考えると、私たちも高齢なれば不安ですし、とても夫に実家のお墓を子ども達にまで見させるのもすごい負担になると思うので、今から心配です。 そこで、このような場合お墓はどのようにすればいいでしょうか?

確かにこのようなケースは考えてしまいますよね。しかしこのようなケースは多いのも確かだと思います。

ここで考えられる問題点は2つあります。

それは、「実家のお墓をそのままにしておくとどうなるのか?」ということと、「誰が管理するようになるのか」です。

実家のお墓をそのままにしておくと

田舎のお墓をそのまま放置するとどうなるのでしょうか?

最初のうちは兄弟や親戚の方々が、お手伝いしていただき維持管理ができると思います。

しかし年数が経ってくると周囲の方々も高齢化が進み、草むしりなどの管理もできなくなり、寺院とのお付き合いも疎遠になってしまうので注意が必要です。

誰が管理するようになるのか

もし長男の方が、遠方の土地で暮らしていて定年に田舎には帰ってこないような状況になった場合は、だれが管理することになるでしょうか?

両親が健在なうちは、もちろん両親が管理してくれると思いますが、両親が高齢になれば兄弟姉妹の方が管理をしてくれるのかもしれません。

しかし同じ田舎に暮らしていれば大丈夫ですが、兄弟姉妹も遠方で暮らしている場合には難しいと思います

管理者を決める

未来のことはわかりませんが、家族構成を考えると10年先20年先は想像できると思います。

もちろん決定ではありませんが、自分たちのことや子どもたち、兄弟姉妹のことを考え今後はお墓のことを誰に任せていくと良いのか?など普段から話し合っておくと良いと思います。

永代供養や墓じまいという方法もあります

近年は、実家を受け継がないという方も多く、お墓のある地方は遠いので管理できないという方も増えています。

そこで、永代供養や墓じまいを選択するかたも多いのですが、こちらもいくつか問題があります。

様々な理由でお墓参りに行けない遺族の方に代わって、霊園や寺院がご遺骨を管理・供養してくれる埋葬方法の事ですが、1遺骨に対して5万円〜30万円の費用がかかってくるので先祖代々のお墓だと費用が大きくなってしまう可能性もあります。

墓じまいは、お墓からご遺骨を取り出し墓石を解体し、更地に戻すことを言います。

また、お墓のある自治体の役所で「改葬許可申請」をする必要があり費用以外に時間と手間もかかってきます。

まとめ

しかし何十年か先のことでもあり、お墓のことだと話し合いも難しいのが現実かもしれません。

ですから、選択肢として次の管理者を決めてお願いする。パターンと管理が必要のないような選択を考えておくことも大切だと思います。